荒野の決闘~ウエストヒーローズの夜明け~のキャラクター一覧
ジュリエット・ルルー
《夕焼けの追跡者》という名前は、無法者たちの耳と目を引きつらせた。ジュリエット・ルルーの子供時代は悲劇に満ちていた。ジュリエットが12歳のとき、両親が残忍なガンマン《マッド・ドッグ》アーネスト・チャックに命を奪われた。 彼女は祖父のライフルを手に彼を追いかけたが、その時はまだ未熟で彼を捕まえられなかった。彼女は諦めず不屈の精神でついに4年後、彼女は成長し、賢くなり、小さな街で彼を捕らえることができた。当初、銃の撃ち合いで勝ち、《マッド・ドッグ》を生け捕りにすると予想した者はいなかったが、その運命の日、夕焼けが血のように赤く、その時から彼女は《夕焼けの追跡者》と呼ばれるようになった。 この事件は彼女の快感を追い求める強い渇望を呼び覚まし、彼女は西部で最も恐ろしい賞金稼ぎとなった。
ケイトリン・マクスウェル
《厄災の宿主》という通り名には理由があった。彼女はいつもトラブルを呼び込んだ。幸運だったのは、彼女はトラブルに見舞われるのと同じぐらい、その窮地から抜け出すことに慣れていたことである。通常、彼女が訪れたところはどこも荒れ果て、あたり一面に弾痕と火薬の匂いだけが残っているような有様だ。 しかし、彼女は自分の不運を転じてお金の稼げる保安官になることを決意した。彼女が何度も牛泥棒や密造酒の密輸人に出逢えば、同時にお金も稼げる、違うだろうか?
カーラ・リン・ウエスト
リンが街の保安官選挙に立候補することを申し出たとき、多くの人は嘲笑した。彼女が射撃の名手であり、優秀な保安官代理であることは誰も疑っていなかったが、女性が保安官を務める街は秩序を保っていくには不安だという意見も多かった。しかし、リンはそのような意見に左右されることはなかった。 彼女は精力的に保安官になるために選挙活動を行い、不安を感じていた人々の心を動かした。その努力が実を結び、彼女は選挙に勝利し、今までの保安官達の中で一番信頼できる有能な保安官になることができた。
アリス・オレイリー
皆はアリスを《レディ・ラック》と呼んだが、本当にレディかどうかは疑わしいところがあった。その立ち振舞いがレディと言うにはかけ離れていたからである。しかし彼女に運があるのは間違いなかった。トラブルに巻き込まれた際にはいつも難なく切り抜け、自分の運が良いことを証明してきたし、ギャンブルともなると不思議と彼女の手の内にはいつも切り札があったり、ダイスは彼女の意のままに動くようにさえ見えた。その腕前でアリスはミシシッピー川西側にある2ペンス賭場で凄腕のギャンブラーという評判を得るようになっていた。
クリスティーナ
東部の大都会で生まれ育った彼女が初めて西部の荒野に一歩足を踏み入れた時、多くの人には彼女はここでは生き残れないだろうと考えた。最初の数年間、西部の厳しい環境に身を置くことで、案の定、彼女は多くのトラブルや困難に見舞われたが、その経験こそが彼女を強く変える理由となった。 遂には彼女は皆に認められ、小さな街の保安官代理になる機会を与えられた時にはもう誰からも文句を言われることはなくなっていた。
小林 与四郎
《復讐の浪人》小林与四郎は生まれ故郷の日本に帰る為、街から街へ永きに渡る放浪の旅を続けていた。しかし何の収穫も得られず時間だけが浪費していった。この自分をこの世界に呼び込んだ者を見つけ出し、復讐したいとの気持ちが深くなるにつれ、帰る方法の見つからない彼は、夜な夜な酒を飲み、喧嘩をふっかけて、無聊を慰めるしかなかった。 このような生活は、ある奇妙な女性がこの街にやってきたときに変わった。彼女は彼に救いの手を差し伸べ、彼が自己嫌悪と苦痛から抜け出す手助けをした。彼には彼女を信じる理由がなかったが、それでも彼女の言うとおりにした。
ジョセフ・コズロフスキー
ジョセフは初めてブーツを履いたときから、カウボーイになりたかった。そして自分に音楽の才能があることに気づいたとき、彼は自分が何をすべきか悟った。それ以来、馬に乗っては街を回ってカウボーイバラードを口ずさんでいた。 彼はかなり有名になっていた。彼が馬に乗って街に入ると、人々がすぐに演奏を依頼してきた。彼の歌はミュージックホールやダンスホール、酒場で大人気だった。 カウボーイを続ける限り、ジョセフはずっと歌の歌詞にある伝説のような生き方ができなくなることを恐れていた。しかし、彼の手元にギターと銃がある限り、たとえ何が起きたとしても、彼は乗り越えていくだろう。
アーサー・グッドマン
《鉄血の保安官》アーサーは法律典範の権化であり、揺らぐことはなく、清廉潔白であり、危険に直面しても勇敢に突き進んだ。長期間、彼の目から逃れることのできる犯罪者はなかった。彼が自分を捕らえにきたと知った者は、恐怖心からなのか自首する輩が多かった。 彼らは、一度アーサーが追跡を開始すると絶対に諦めることはなく、そして彼と戦って生きていた者はいないことを知っていた。
ジェベディア・ローガン
彼は《テキサスカウボーイ》の通り名の通り、テキサスの牧場主で凄腕の射撃手であった。ジェベディアは有言実行タイプの人間であり、彼のその実行力、行動力を支えるものは、長い間、この世界で幾度も試練に耐え抜いた経験そのものであり、彼の確固たる自信になっている。それがカウボーイの魂である。
レインロアリング
《寡黙な族長》レインロアリングは部族の誇りであり、その明晰な戦略的頭脳と自然界への配慮、人類の公共利益に対する信念でこの地域一帯のすべての人々から尊敬されている。現在レインロアリングの率いる部族は多くの試練に直面しているが、彼らはどんな試練でさえも自分たちの族長から離れる気はなかった。