八百万の神々のキャラクター一覧
矢乃波波木
安産の神であり、屋敷の神であり、箒の神でもある。仕事がちょっと地味だが大変多忙な女神。八百万の神々に神職を分けた際に、箒に宿る職が最後まで残されてしまい、そこで矢乃波波木が元気満々に引き受けたという。日本では、どんなものにも神さまが宿ると考えられてきたから、地味にすごい神様が普遍しておる。
安倍晴明
陰陽師。一目で妖怪を見分ける霊力の持ち主。呪術や祈祷に長け、天文による占星術も精通、式神を自在に操ったとされる。自身が人間であろうか仙人であろうか妖怪であろうか、いろんな説があるあやふやな存在。固定な住所がなく、神界・仏界・妖界・仙界と人間界の間で遊歴する。皇帝を訪ねた時に玉藻前を見かけ、彼女の正体は妖怪であることを言い出し、そのせいで玉藻前が仙界を去った。
文車妖妃
長い巻紙を身にまとう女性。文車は元々お寺や公家などで使用されていた書物を運ぶために使われていた車で、恋文に触れることが多い、怨念や情念の妖怪に変化しやすいが、この文車は文殊菩薩専用の車で、長年仏典ばかり運んでいるうちに仏の霊気に染み込まれ、つい自身まで成仏できたという。