メリーガーランドのキャラクター・担当声優(CV)一覧

メリーガーランドのガイドキャラクターにして本作のキーパーソンの一人。 この世界唯一の天使として、行く先々で注目を浴びる事となる。 性格は明るく元気。プレイヤーであるユーレイを信用しており、離れることを嫌う。 記憶がなく、自分が何者でいつからアマグニにいるかがわかっていないが、特に気にはしていないようだ。 死の無いアマグニで、彼女はなぜ天使になったのか。 メリーガーランドを手に入れれば、それがわかるかもしれない。 名前の由来は「エルトリア」のギリシャ語「テュッレーニア」より。

闇に包まれた夜の世界。 一筋の光が、アマ達を切裂いていく。 光は螺旋を描き、その中心にいたのはフレアだった。 彼女は何の目的もなく、ただ、敵を切裂き続ける。 踊るように戦う彼女は、笑っているかのようだった。 誰も引寄せず、一人でずっと戦っている。 彼女は何も願っていない。 なぜなら、いまこの瞬間に、願いが叶っているからだ。

校舎の屋上で横になりながらミクリャは考えていた。 いつになったら、この世界は終わるんだろう。 死んでも翌日には何事もなかったように生き返っている人々。 何度倒してもわいてくる敵。 この先どうなるかわからない漠然とした不安が、ミクリャを不安定にさせた。 まわりに反発し、ビエルサと戦い、アマを倒して。 ある時、アマを倒した直後、他の生徒から声をかけられた。 「ありがとう」と。 どうやって明日を変えるかわからない。 けれど、今、ありがとうと言ってくれる人がいるなら、もうちょっと、今の生活を維持してもいいかなと思ったのだ。

アマグニに来て、どれほどの月日が流れただろう。 老いることも死ぬこともできないこの世界では、歳月の流れを実感することはできない。 だが、瞼を閉じれば、ルインの目に映るのは、アマに来たての頃、ある人が見せてくれたあの時の斬撃と、美しい斬り口だった。 鮮明な憧れを覚えているうちに、ルインは刀を手に取った。 殺されながらも、幾千のアマを斬った。斬り続けた。いつしか、双戟のルインと呼ばれるようになっていた。 今では、もうその人の顔を思い出せない。でも、今も追い続けている。 あの斬撃を、あの美しい断面を。

浮遊石と言う鉱物がある。 万物に作用する力「重力」に反作用する性質を持ち、あるエネルギーを流すことで、重力に反するエネルギーを増幅する稀有な鉱石である。 それを使って作られたのが「無重力輸送機器」だ。 浮遊石の採掘量は少なく、量産はできていないが画期的な移動手段なのは間違いない。 そして、それを作ったのはコットン博士だった。 コットンは自分が作ったマシンに「ジュリエッタ」と名付け、ほとんどジュリエッタの上で生活している。いつしか、彼女の興味はジュリエッタのカスタマイズのみへと向かっていった 彼女のジュリエッタが、万能浮遊住居となる日もそう遠くはないだろう。