2018年12月13日 20:10

【本日の編集部vol.4】WORKING!!から学ぶ継投論 ~WORKING!!は何故ヒットしたのか~

予約トップ10編集部のメンバーが記事を担当して自由に書くコーナー。第4回はカンノがお送りします。

突然ですが、誰もが知る名作コミック・アニメである「WORKING!!」が何故ヒットしたのか皆さんは御存じでしょうか?

僕は以前からその理由について1つの持論を唱えています。それが今回紹介する「WORKING!!から学ぶ継投論」です。

「WORKING!!という作品を野球の試合と見た場合、投手陣のリリーフが試合を決めた」ということを伝えたいだけなので厳密に言うと継投論でもなんでもないのですが、継投論と記載した方が格好良いのでそうしました

始めに断っておくと僕は野球中継を見た事もなければ授業以外でやったことが無いので専門的な野球知識はほぼ皆無です、野球ファンの人は申し訳ありません。なお、ややネタバレを含むので、ネタバレNGな方はご注意ください

先発、「種島ぽぷら」が試合の流れを作る

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WORKING!!を野球の試合と見立てた場合、先発は勿論種島ぽぷらです。

作中では最序盤から、主人公の小鳥遊(及び読者や視聴者)をワグナリアに誘う役回りとなっており、試合序盤からストレートな可愛さで読者のハートを鷲掴みにしていきます。

彼女がいなければ、そもそも見てなかった人や見るのをやめていた、という人は多く存在しているはず。

序盤の試合展開を一手に担う重要な役割を果たしました。

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▲ちなみに筆者の机にはぽぷらの姿が

言ってしまうと、ぽぷらだけでも十分完投できるのですが、このWORKING!!ではここから中継ぎ投手を投入してきます。

中継ぎ、「山田葵」で畳み掛ける

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次に、中継ぎに当たる選手は山田葵です。

ぽぷらの直球の可愛さに目が慣れた読者(もしくは視聴者)であるほど、その自由奔放な振る舞いが生み出す変化球への対応は難しくなります。

また、変化球を得意とする彼女ですが、時には普通に可愛らしい瞬間もあったりと、特定の球に的を絞らせない優秀な投手でもあります。

そして、山田が相手を翻弄する中、"彼女"が登板します。

抑え、「伊波まひる」が勝利を決める

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物語の後半、試合を決めたのは見事正ヒロイン(という表現が正しいのかはともかく)の座についた抑え、伊波まひるです。

「序盤から登場しているのに抑えとは?」という意見もあるかと思いますが、そこでの彼女はブルペンで肩を温めていただけ

序盤から小鳥遊を殴ることで温めてきた肩(恋心)を存分に活かした怒涛の剛速球(デレ)で、並みいるバッター達を三振に抑え、完全試合を成し遂げました。

まとめ

ということで、WORKING!!。

優秀な投手陣を適切なタイミングで登板させていった結果、完璧な試合展開を見せた作品だと僕は考えています。

・ぽぷらのストレート(可愛さ)

・山田の変化球(自由奔放さ)

・伊波さんの剛速球(デレ)

どれをとっても、それだけではこれほど完璧な試合にはならなかったでしょう。

ただし、誤解を与えないように追記させていただくと、記事内ではさも投手陣の力だけで勝利したかのように記載していますが、あくまでそれは決め手になっているだけ。

捕手の小鳥遊選手及び他のワグナリアメンバーやそれを取り巻く魅力的なキャラクター達の活躍、監督(作者)高津カリノ女史の采配、全てが揃った上での勝利であることは疑いようがありません。

そんな素晴らしいWORKING!!、まだ見た事が無いという方は、コミックでもアニメでもどちらでも構わないので、是非チェックしてみてください。

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