2018年07月30日 19:40

「アークザラッド」って何?シリーズの歴史を振り返る

ForwardWorks CorporationからシミュレーションRPG『アークザラッドR』(iPhone/Android)が事前登録の受付を開始しました!本作はPS、PS2などのゲーム機で発売されていた「アークザラッド」シリーズの完全新作でシリーズ初のスマホアプリです。この記事では、ナンバリングタイトルの時系列やストーリー、小ネタを紹介しています。シリーズのネタバレもほんのちょっと含まれるのでご注意ください

「アークザラッド」って?

「アークザラッド」はプレイステーション向けに1995年6月30日に発売された初代アークザラッドから続く人気シリーズです。世界観としてはファンタジーですが、シリアスな展開が多い(特に後述のアークザラッド2)のが特徴です。

さらにシリーズ同士でストーリーが繋がっているのも特徴的。とりわけ前作のキャラクター達がプレイアブルキャラクターとして仲間になる展開もあり、当時の子供たち(主に筆者)の胸を熱くさせました。

各ナンバリングタイトルと時系列

「アークザラッド」(1995年6月30日発売)

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記念すべきシリーズ1作目のタイトル。ゲームシステムはマス目を移動するタイプのオーソドックスなシミュレーションRPGであり、後のシリーズのベースにもなっています。

世界観としても登場するキャラクター達も勇者且つ主人公の「アーク」、ヒロインポジション且つ回復魔法使いの「ククル」など、比較的素直なキャラ付けをされているため、王道ファンタジーが好きな人に特におすすめしたい作品です。

余談ですが筆者の初めて遊んだシミュレーションRPGでもあります。

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■ あらすじ

この世界には、かつて邪悪なものに立ち向かい、それを聖櫃と精霊の力によって封印した「七勇者」の物語が語り継がれていた。その世界に存在する国家・スメリアの辺境に住む正義感の強い少年アークは、行方不明の父を追い求めるうちに、勇者としての使命をおびることとなる。

そして、偶然出会った聖母の使命を与えられた名門ワイト家の娘・ククルや仲間達と共に旅を続けるうち、アークは自らに課せられた使命と、かつての七勇者の伝説からくる運命の波に翻弄されることとなる。

※wikipediaより引用

■ 小ネタ


やり込み要素として登場した『遺跡ダンジョン』ですが、
・地下50階までの長めなダンジョンな割にセーブポイント無し
・地下50Fでボスを倒した後に地上まで戻らなければいけない
というなかなかに鬼畜な仕様でした。
ちなみにダンジョン最下部に登場するキャラ「ちょこ」は(筆者の記憶が正しければ)作中最強であり、使用することもできました。

※画像はPSNetworkから引用

「アークザラッド2」(1996年11月1日発売)

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前作から1年という短いスパンで発売された初代アークザラッドの続編。時系列としても、1の後の話となっています。


シリーズの中でもとりわけシリアスな雰囲気が特徴的なタイトルです。ちなみにアニメ化もされており、主人公の声は浪川大輔さんが担当していました。

主人公はギルドに所属するハンター、炎使いの「エルク」。物語の前半では、エルクの過去を掘り下げるような展開が多く、それはもう壮絶な展開が。

前作の主人公の「アーク」はとある事情により指名手配されている敵として登場。本作主人公のエルクからも敵視されていますが、物語の途中からプレイアブルとなり、エルクと共にダブル主人公となります。仲間になるまでの流れが超胸熱展開なので是非プレイしてみてください

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■ あらすじ

幼い頃に故郷をシルバーノアに襲撃され、その「炎を自在に操る」という一族特有の特異な能力ゆえにロマリアの研究機関“白い家”に捕らえられた過去を持つハンターの少年、エルク。「炎のエルク」として名を馳せる腕利きのハンターであるエルクは、ある夜「空港を占拠したテロリストを殲滅して欲しい」との依頼を受ける。テロリストを追い詰め、飛空船に乗り込むエルクだが、彼はそこで不思議な雰囲気を纏う少女・リーザと出会う。彼女を狙う組織の存在を知ったエルクは自らの過去と向き合い、そして大きな運命の流れの中に飛び込むこととなっていく。
※wikipediaより引用

■ 小ネタ


かなりのシリアス展開なアークザラッド2ですが、ガンガンにてコミカライズされています。作者は現在「三月のライオン」のスピンオフ「3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代」を描かれている西川秀明さん。ゲーム版ではドットで表現されていたアレやコレな描写が漫画版ではこれでもかというほど丁寧に描写されているため、当時の子供たち(主に筆者)に軽いトラウマを植え付けることとなりました。

※画像はPSNetworkから引用

「アークザラッド3」(1999年10月28日発売)

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2から3年間の時間を空けて発売されたシリーズ最後のナンバリングタイトル(※ナンバリングではありませんが続編はあります)。ゲーム本編も2から3年後の同じ世界を描いています。

本編開始当初からギルドに所属していたエルクとは異なり、本作の主人公「アレク」はハンターに憧れる村人として登場し、ハンターを目指していくこととなります。

前作のギルド要素はあくまでサブイベントとして実装されていたため、進行が本編には影響しない形でしたが、本作ではギルドでの仕事が重要な要素となっています。

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■ あらすじ

3年前に起きた「大災害」であらゆるものが失われた世界。大災害を生き伸びた人々は世界の復興に懸命になっていた。
物語の主人公・アレクもどこかの街で大災害に巻き込まれ危機に瀕していたところを、偶然通りがかったハンターに助けられ、そのハンターのはからいで彼はエテル島のサシャ村に受け入れられることとなった。
それ以来、大災害以前の記憶は失ったがハンターに助けられたことだけは決して忘れなかったアレクは、成長するにつれてハンターという職業に強い憧れを持つようになっていった。
そんなある日、サシャ村が強盗団に襲われ危機に瀕してしまう。
村が好き放題にされているのに自分達の力ではどうしようもできず、悔しがるアレクと彼の幼馴染のルッツを見かねた村長は、ギルドへ行きハンターに強盗の撃退を依頼してくるよう指示した。
ルッツの姉が強盗達の気を引いている隙に、依頼金を手に彼らはギルドのある街・イティオへ急いだ―
※wikipediaより引用

※画像はPSNetworkから引用

そして「アークザラッド R」

そんなアークザラッドシリーズですが、今回事前登録を開始したアークザラッド2の10年後を描く物語だそうです。
アークザラッド3もアークザラッド2の後の世界ですが、そちらとの関係は今のところ明かされていません。

更に現在今回されている画像の中でも、2の主人公エルクや、1のパーティーメンバー「ポコ」や「トッシュ」、飛行船シルバーノアなど、一部のキャラ(や乗り物)の続投が決まっています。

ジャンルもシミュレーションRPGとなっているため、シリーズファンの方は忘れずに事前登録&プレイしましょう!

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